コンタドールの走りは何故あんなに熱いんだ!!
数々のレースで優勝してきたコンタドールの実績については敢えて触れる必要もないと思うので、今回はまず先日終わったブエルタ・ア・エスパーニャの感動の第20ステージについて喋ります。
今シーズンのコンタドールはツールドフランスでも総合9位と奮わず、ブエルタ・ア・エスパーニャでも序盤で遅れを取ってしまい全盛期は過ぎた感が漂ってました。
ところが第4ステージ以降甦るんです!ほぼ毎ステージ勝負をかけてメイン集団の中心に常に位置取りするし、得意の登りではアタックを早めにかけたりして地元スペインのファンは大熱狂です!しかし、なかなかステージ優勝はできず、総合1位のフルームとの差も縮まらないまま遂に残り2ステージを残すのみとなってしまいました。
そんな状況で迎えた第20ステージは永久保存番的な感動のレースになります。
感動ポイントは以下の通りです。
- TREKチームが序盤から逃げ集団の大逃げを許さず1分程度の差でメイン集団を牽引します。通常は風の抵抗を嫌って先頭を他のチームの選手とも入れ替わりながら回していくところを、逃げ集団との差が開かせないようにするためにTREKチームの選手だけで回していきます。これ当たり前の事ですが体力的な負担は大きいです。コンタドールはTREKチームの後方で守られていて、レース序盤からチーム全員が最後にコンタドールを勝たせるために全力を出している姿が熱くなります!
- TREKチームのパンタノという選手が最後のアングリル峠までコンタドールを引き続けます。序盤からのハイペースで、TREKチームの他のサポートが一人ずつ遅れていく中で、アングリル手前の1級山岳からずっと単独で引き続けたパンタノがアングリル峠を登っている途中で突然足が止まったように遅れていきます。その全精力を出し尽くした姿に感動!
- 最後のアングリル峠でクイックステップのエンリク・マスというスペインの若い選手が先頭集団から下がって来たかと思ったら何とコンタドールを引き始めます。実はこの選手、コンタドールが運営するスペインのアマチュアチームに所属していた選手だと解説の人が言った時にはもう涙腺崩壊(泣き;)
- そして、アングリル峠もゴールまで3kmとなり、斜度も20%越え!この激坂をンタドールが力強いダンシングで登っていきます。この独特の力強いダンシングがブエルタ・ア・エスパーニャ最後の峠で見れたことに感動!英雄コンタドールの最後の勇姿を見ようとアングリル峠の道の両サイドに押し寄せたファンが凄い盛り上がりで応援してるのがまた熱さに拍車をかけます!
- 最後になるかもしれない。いやおそらく最後であろうコンタドールのゴールパフォーマンス!バキューン!
- 表彰式でステージ優勝のコンタドールと総合1位を守ったフルームがすれ違いざまに熱い握手!
こんない熱いレースを最後に見せてくれるコンタドールは、やはりファンを魅了する選手です。
そんなコンタドールが10月21日、22日に栃木県宇都宮市で開催される『2017ジャパンカップ・サイクルロードレース』に参加するために来日します。このレースが現役最後のプロ選手として参加する最後のレースになります。是非見にいきたい。。。
また、23日には『ジャパンカップ2017 TREK-SEGAFREDO アフターパーティー』も開催されて抽選ですが一般参加もできるようです。(詳しくは以下をチェック願います)
僕もお金と時間が許せばジャパンカップ観戦からのアフターパーティー参加とフルコースを味わってみたいです。。。
では、次回は福岡のサイクリングで人気スポット糸島に嫁とサイクリングに行った時のことを喋ろうと思います。
跳べバイシクル(^・^)!!
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